アルコル、喫煙と勃起不全って関係ありますか?

ED勃起不全はなぜ起こるのでしょうか? 実は不健康な生活を続けることで色々な生活習慣のツケがたまり、その結果、“生活習慣病”としてのEDになってしまうケースもあります本文は、生活習慣に関する質問を中心に、男の病気の専門家に質問をぶつけてみます。

ED勃起不全について伺う前に、勃起のメカニズムについて伺いたいのですが…。人はなぜ勃起するのでしょうか。

ペニス勃起は、目から入る刺激、性器や性感帯に受けた刺激、あるいは刺激的な状況の想像など、色々な要因によって起こります。性的な刺激が脳からの信号により、神経を介してペニスに伝わると、ペニスの動脈が拡がり血液が流れ込みます。ペニスの海綿体が、流れ込んだ血液をぐっと吸い込み、大きく膨らんだ状態が正常な勃起です。

ED勃起不全の場合、ペニスの動脈の拡がりが不十分で、十分な血液が流れ込まなかったり、勃起につながる神経系のどこかが損害を受けているため、硬くなるのに時間がかかったり、勃起が十分に続かなかったりします。

ちなみにED治療薬は、ペニスの動脈を拡げて血液を流れ込みやすくすることで、勃起を維持しようとするものです」

なるほど、普段意識していない勃起という現象にも、色々なメカニズムが働いていることが分かりました。 それでは、早速本題の「生活習慣とED」にまつわる読者の疑問・質問について伺ってまいります。

アルコールの飲み過ぎで勃起しなかったことがありました。ED勃起不全と飲酒は関係があるんでしょうか?

アルコールの飲み過ぎでED勃起不全「多量の飲酒は色々な問題を引き起こしますので、程々にお飲みください。中には、ED治療薬を使う時は全くお酒を飲んではいけないと思っている方もいますが、少量であれば大丈夫です。

しかも、少量の飲酒ならば、緊張を解く効果があるので、勃起にも良い影響をもたらすことがあります。アルコールには脳による過度なコントロールを軽減する作用があるので、適度であれば、ストレスが抑えられると共に本能的な部分が優位になってきて、勃起しやすくなります。しかし、それを超えて飲むと、その本能まで抑えられてしまいます。

ただ、その“適量”は個人差が大きく、明確にお伝えすることはできませんので、普段の半分ぐらいまでにしてはいかがでしょうか。ED勃起不全治療薬はペニスの血管が主ですが、他の臓器の血管も拡張させるので、血の巡りが良くなり、お酒の回りも早くなります。

喫煙が止められないで困っていますが、ED勃起不全と喫煙には関係があると聞きました

ED勃起不全と喫煙「たばこには老化を促進させる物質が含まれ、動脈硬化を進行させるので、長期的に見ると勃起に悪影響をもたらします。それだけでなく、たばこには血管を収縮させる効果があるので、勃起に悪影響を及ぼします。せっかくED治療薬で血管を拡げても、それを打ち消すように働くのが、たばこというわけです。

もっとも、たばこをやめてストレスが高じ、EDが悪化するということもあるかもしれません。お酒と同様に、せめて半分ぐらいに量を減らすことをお勧めします。

ED勃起不全にならないためのトレーニング

「20代も後半に差し掛かると、色々な生活習慣の影響が積み重なってきます。勃起が悪くなる原因は単一ではなく、複数の要因が絡み合ってくる場合も多くあります。トレーニング習慣は良い方向に働くので、お勧めです。体脂肪のコントロールに努めれば、ED勃起不全の原因ともなる肥満の防止になります。

とりわけ筋力トレーニングは有用性が高く、筋肉量が増えると男性ホルモンの量も増え、活力も向上してきます。また、筋肉量の多い人のほうが、ウォーキングなどを同じ時間した場合でも、カロリーの消費量が多くなるので、効率的です。もちろん、ムキムキの筋肉マッチョになる必要はないので、ケガのない程度に試してみてください。