ED治療薬シアリス

勃起不全治療薬シアリスは、三大ED治療薬のなかでも最も新しいED治療薬です。発売以来世界150ヶ国以上で使用され、これまでの愛用者は1,000万人を超えるといわれています。2013年8月には世界シェア42%となり、最も売れているED治療薬になりました。
シアリスはヨーロッパで開発され、2002年11月に承認されました。翌年2月からヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドで販売が開始され、同年11月にはアメリカでも承認されています。シアリスが日本で承認されたのは、2007年の7月です。9月から日本Eli Lillyより販売が開始され、現在は日本新薬に移管されています。

勃起不全治療薬シアリス

シアリスはこれらのED治療薬とは概念が異なり、使用から効果を最大限発揮するまでに3時間程度時間がかかる遅効性の薬です。なお、最大36時間という脅威の持続性を有しています。海外ではウィークエンドピルとも呼ばれていて、その持続力は大いに話題となりました。効果がすぐに現れる即効性のバイアグラ・レビトラに対し、ゆるやかに効果が現れて持続する遅効性のシアリス。服用者は、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことができます。

ED治療薬以外のシアリス

    シアリスの主成分であるタダラフィルは、ED治療薬以外の薬としても利用されています。タダラフィルの適応として認められているのは、以下の3種類です。

  • ・勃起不全(ED)
  • ・肺動脈性肺高血圧症
  • ・前立腺肥大症に伴う排尿障害

これらに用いられる薬として、それぞれシアリス、アドシルカ、ザルディアという名前で販売されています。ED治療は自由診療であるため、ED治療薬であるシアリスも薬価が定まっていません。それぞれのクリニックで自由に価格を決めることができます。また、シアリス、アドシルカ、ザルディアは同じくタダラフィルを主成分とした薬ですが、服用の際の禁忌に関しては一部異なる部分があります。そのため、それぞれ処方される際にはその都度禁忌について確認しなければなりません。

シアリスに含まれる主成分

シアリスに含有されている主な成分は、シアリスの主成分であるタダラフィルです。バイアグラやレビトラといったほかのED治療薬同様、シアリスの主成分タダラフィルにもPDE-5という酵素の働きを阻害する効果があります。これにより、男性器の正常な勃起をサポートします。

タダラフィル

タダラフィルの特徴

シアリスの主成分であるタダラフィルは、ほかのED治療薬とは大きく異なる特徴を持っています。それが、持続時間の長さです。
バイアグラの主成分であるシルデナフィルとレビトラの主成分であるバルデナフィルは、分子構造が非常に似ています。そのため、効果時間も大きくは変わりません。これに対してタダラフィルは、同じPDE-5阻害薬ではあるものの、その分子構造は大きく異なります。タダラフィルはほかのふたつの成分とは異なりブロック上の分子構造をしており、体内に吸収されるまでの時間が長くなっています。そのため、シアリスの持続時間は最大36時間程度と非常に長くなっています。

飲むタイミングはセックスを行う3時間前

シアリスは最大36時間効果が持続する薬であるため、早めに飲んでおいてもまったく問題はありません。24時間間隔を空けさえすれば、前に飲んだシアリスの効果時間内であっても飲むことができます。だからこそ、逆にいつ飲むべきであるかを悩むこともあるかもしれません。
バイアグラやレビトラの場合、セックスを行う1時間前に飲むのが一番良いタイミングとされています。これに対して、シアリスはセックスを行う3時間前に飲むのが良いタイミングとされています。これは、シアリスが遅効性の薬であり、身体に吸収されるまでに時間がかかるためです。個人差はありますが、おおむね3時間程度の時間があれば、血中濃度のピークを迎えます。そのため、セックスを行う3時間前に飲むのがベストです。

シアリスは効果時間が長い

食事の影響は少ないが、できるだけ空腹時に服用

シアリスは、バイアグラやレビトラに比べて食事の影響を受けにくい薬です。そのため、重い食事を摂らない限りは食後に服用しても効果は発揮されます。とはいえ、まったく影響がないわけではなく、空腹時と比較すると効果は低減します。そのため、シアリスもほかのED治療薬と同じく、空腹時に飲むのが最適です。シアリスは効果時間が長いため、食事の前に飲むことも難しくありません。
また、シアリスの服用後に食事をする場合、間隔が短いと薬の成分がうまく吸収されません。そのため、シアリスの服用から30分以上は間隔を空けるようにしましょう。